ジャパンメディカルリーグ
選抜軟式野球大会
初代王者決定!!
医療従事者で構成された野球チームだけで争うジャパンメディカルリーグ(JML)選抜軟式野球大会(主催・日本メディカルスポーツ協会)は11月27日、茨城県美浦村の光と風の丘公園野球場で決勝があり、佐藤病院(山形)が3―2で足利赤十字病院(栃木)に競り勝ち、初代王者に輝いた。病院野球チームの頂点を懸け、全国の14チームが出場、3日間にわたり熱戦を繰り広げた。
優 勝
公徳会 佐藤病院
準 優 勝
足利赤十字病院
決勝戦結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
足利赤十字病院 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
公徳会 佐藤病院 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | × | 3 |
※得点表が全て表示されていない場合、横へスクロールすることができます。
試合経過
佐藤病院が投手戦を制した。三回、高橋の左越え二塁打を足場に1死三塁とし、土田の投ゴロが野選となり先制。直後の四回は武田、市野の連続短長打で勝ち越した。再び追いつかれ2-2の同点で迎えた八回、相手のミスにつけ込み1死一、三塁とし武田の一ゴロで三塁走者が生還、決勝点を挙げた。先発の清水は切れの良い変化球と左打者の外角低めへの制球がさえ、2安打完投した。
足利赤十字病院は1点を追う四回、目崎の中犠飛で同点。再びリードを許した六回は和田の右翼線二塁打を足場に1死三塁とし、内野ゴロで追いつく粘りを見せたが、一歩及ばなかった。
受賞者の喜びの声
最優秀選手賞(MVP)
佐藤病院・清水駿投手
スライダーが低めに決まり、丁寧に投げる自分の持ち味を出せたと思います。味方が点を取ってくれた後に2度追いつかれ、「これ以上失点はできない」という気持ちで投げました。タイトルが懸かった大事な試合を一人で投げ切ったことは自信になります。
打撃賞
佐藤病院・武田歩選手
初代王者の称号を獲得でき、光栄です。(決勝点を挙げた)八回はゴロを打とうと打席に入り、思い通りのバッティングができました。あのような場面を想定して練習してきた成果が大事なところで出ました。来シーズンに向け、弾みがつきます。
敢闘賞
足利赤十字病院・和田陵太朗選手
接戦になることは予想していました。(六回に放った右越え二塁打は)内角寄りの直球を思い切り振り抜きました。もう一本打ちたかったのですが、今日の清水投手は丁寧にコースに投げ分けていました。決勝まで進めたことには満足しています。